オリジナル12作目となる今作はBOGらしいと自ら感じるアルバムにしたい、という想いがありました。
「BOGらしさってなんだろう?」と自問しながらも、それを今の自分達が持つ感覚で再構築する。そんな作業は悩みと試行錯誤の連続だったにもかかわらず、明日への扉を開けるような希望に溢れる瞬間でもあった気がします。結果として、今までで一番多い13曲が収録されることになりました。
そんな楽曲達をいま振り返ってみると、そこには得体の知れない統一感のようなものが横たわっている気がして、その正体こそが新たな「BOGらしさ」なのかもしれない、と思ったりしています。その感触がこれから何処へ向かうのかは自分達でも分かりませんが、とても楽しみなことでもあります。
アルバムタイトルの「ペトログリフ」は遥か昔に書かれた壁画のようなものを意味する言葉です。世界中に数あるペトログリフの写真なんかを見るたびに、岩に刻まれた想いはどんなものだったのだろう?なんて考えます。描かれた想いの真意は計り知れないけれど、描かれたことによって確実に何かを今に伝えているペトログリフ。届く想いもあれば届かない想いもある。でも届かない想いも無意味ではなく、むしろ大事なのは「想いを届けようとすること」なのではないか。ちょっと大袈裟に言えばそんな想いを込めてこの言葉をタイトルに選びました。 BOGのニューチャプターをひとりでも多くの方々と共有することが出来たなら、これほどうれしいことはありません。
最後になりましたが、今回も快くご参加くださった素晴らしい歌い手の皆様に心から御礼申し上げます。そして多忙な中、協力してくれた、まひるさん、AAAにも感謝のキスを(笑)!賽は投げられた!BOG新章です。その鼓動を楽しんでください!
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